2/17(月)に加茂ふれあい会館の防火訓練がありました。

今年度2回目の実施です。
参加者は、加茂ふれあい会館登録グループのみなさんと、コミュニティ会長・総務・防災委員長、事務員の計17名
今回も川西市南消防署久代出張所のみなさんにご指導いただきました。

自動火災報知設備を作動させ、警報・アナウンス、火元確認、消防への通報、避難誘導および避難行動など本番さながらで訓練を行いました。
安全に全員が避難したところで、会館前テラスで水消火器による消火訓練を実施。

その後は集会室に移動して、消防署の方による「知ろう!広めよう!防火の心」という出前講座を行っていただきました。
火災の怖さを目で見て感 じられる実験をたくさんしていただき、火災がなぜ起こるかや予防について学びました。

<スプレー缶によるパッカー車の爆発実験>

実験ではすごく大きな音がしました。
予告していただいていたのにも関わらずとても驚きました。
中にガスが残ったまま、燃やすごみの日など間違った出し方をすると大変危険です。
スプレー缶は
・換気のよい場所で中身を出し切る
・穴を開けずに出す
・「缶」のごみの日に出す

ことが大切ですのでご注意ください。

<コンセントのトラッキング火災>

長い間コンセントにプラグを差し込んでいるとほこりがたまり、そこに湿気が加わると、プラグの両刃の間で放電が繰り返され、やがて熱をもって発火するというものです。
定期的にプラグを抜いてほこりなどの掃除をしましょう。

<たこ足配線>

便利な延長コードですが、1か所のコンセントの許容量をこえて使用すると危険な「たこ足配線」になります。
たこ足配線はコンセントが過熱して発火する恐れがあります。
一家庭で使う家電製品やOA機器が増えていますので、「コンセントの穴に空きがあるから大丈夫」「見た目がたこ足配線じゃないから大丈夫」とは思わずに、延長コードに記載していあるワット数を確認して、その範囲内で使用してください。

<配線コード火災>

束ねた状態でドライヤーを使い続けるという実験でしたが、束ねているとコード自体が熱くなっていきます。
また、コードを覆っている被覆幕が破れていたりするとショートが起こりそこから発火する恐れがあります。
・コードは束ねずに使用する
・椅子や机の下敷きにしない
・固いものや角のある部分に沿わせるときは折れ曲がらないようする

など注意して使用しましょう。

実験では中々火災が起こる場面が再現しにくいとのことです。
火事はいろいろな偶発的な状況が重なった時に起こってしまうからだそうです。
ただ、それがいつ起こるかは誰にも予測できないので、普段から少しずつのことを注意する必要があるということでした。

今回の訓練と出前講座を通して、電気は簡単に使える身近で便利なものですが、使い方を間違えると大きな事故になることがよくわかりました。
また、いざというときに適切な行動がとれるようにするには、普段から訓練を定期的に行うことが大事だと感じました。