2/21(日)加茂ふれあい会館集会室で、加茂遺跡クラブによる機織り体験会が行われました。
弥生時代の衣服は、長い布に穴をあけその穴に頭を通すような簡易な作りの貫頭衣といわれるものでした。 加茂の地にはそのころから集落があり、村人たちが自生しているカラムシを使って貫頭衣を作っていたと思われます。 数年前から加茂遺跡クラブでは、弥生時代の製法を調べ、今も道端に自生しているカラムシを採取して繊維を取り布を作る地道な作業を行ってきました。
このたび、川西市ふるさとづくり寄附金(ふるさと納税)で当コミュニティにいただいた寄付金で機織り機を2台購入しました。どちらも組み立ては自分たちで行い、縦糸を張る作業なども「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤を重ねながら準備してきました。
体験会では古代の織機と明治時代の織機で布を織る体験をしてもらいました。織機に興味のある「加茂っ子」が12名親子連れで参加してくれました。加茂遺跡クラブ員の手取り足取りでの教えで直ぐに操作を覚えていたのには感心しました。「加茂っ子」には加茂の地域に興味を持ち、将来も地域に根付いてもらいたいと思います。
【古代の織機】
【明治時代の織機】
今回は感染対策のため申込制で行い、お子さん向け・少人数・短時間の体験会となりましたが、またの機会を楽しみにしていてください。また、加茂遺跡クラブでは随時クラブ員を募集しています。加茂の歴史に興味のある方・機織りをしてみたい方・地域と関わりたい方 どうぞお気軽にお声かけください。
問い合わせ:加茂ふれあい会館(TEL:072-757-2305)