3/6(日)南海トラフ大地震を想定した情報収集伝達訓練が行われました。この日の最高気温は11℃( 前日比-5℃)。曇り時々晴れで風もあり、まだ春遠しという気候でした。
今回の訓練では、各自治会内の被害状況を自治会からコミ災害対策本部に報告し、さらに川西市危機管理課とも連携して、情報の収集と伝達を行いました。
<想定した状況>
*11:30 地震発生 川西市加茂小校区 震度6弱
*ライフライン状況:水道は断水・電気ガスともにストップ・電話は輻輳状態で中々つながらない
地震発生直後は自身の安全を守り、状況確認(片付け)、周りの人と声のかけ合い(救出)などが大混乱の中、同時並行して行われていくことになります。そのような中、自主防災会本部役員はコミ災害本部を立ち上げるため加茂ふれあい会館へ向かい、自治会長さんは自治会内を見回り被害の確認・救出・コミ対策本部への連絡を行います。
12:30ごろ 本部役員が順次ふれあい会館到着。対策本部設置(ガス式発電機作動・非常用照明・災害時優先電話・パソコン立ち上げ・校区地図貼り出し等)
13:15ごろ LINEにて自治会長から第一報「大きな被害ない模様」
続いてパソコンメールに別の自治会長から第二報「崖斜面一部崩落あり。迂回して加茂小へ避難します」
市役所危機管理課、電話中々通じず。何度もトライしてかかる。
14:00すぎ 各自治会から続々と電話連絡が入る。
被害状況の概況が明らかになってくる。
14:30ごろ 市対策本部へ電話。被害状況の報告、物品の要請など。
全体振り返りをして訓練終了。
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今回このような訓練は初めてでしたので、様々なことに戸惑いながら、実際地震が起きたときはどんななのかを想像しながら行いましたが、やってみて初めて具体的に見えてきたことがありました。住民も市役所も被災しながら、どう協力すればうまくいくのか。災害が大きくなればなるほど公助は届きにくく、普段からの備えやご近所との助け合いが大事になってきます。東日本大震災から11年。阪神淡路大震災からは27年の月日が流れましたが、災害はいつ起こるかわかりません。ひとりひとりが、何かできる事をひとつでも、今この瞬間からはじめていかなければと感じます。