11/26(土)午前中は時折小雨が降ることもありましたが、午後からは晴れてポカポカとした小春日和。加茂遺跡弥生のムラスタンプラリーが行われました。例年恒例のこの行事は、川西市教育委員会・加茂遺跡クラブ・川西市文化財ボランティアガイドの会が共催で行っています。

まずは川西市文化財資料館で受付。館内の展示の説明をききます。

次に環濠入口。ここでは弥生人に模したボランティアの方が出迎えてくれます。ムラの中心部に入るためには出入り口が1か所しかなく、敵が襲ってきたときには環濠にかけてある橋を外して敵の侵入を防いでいたといわれています。

ここからは例年とは逆回りで進みます。3番目のポイント遺跡広場の大型方形周溝墓へ。棺桶に模した箱の中に実際に横になって埋葬された気分を味わってみることができました。

4番目は竪穴住居群です。紅葉がきれいな景色をバックに弥生人の貫頭衣でのコスプレで記念写真が撮れるようになっていました。

次は崖斜面、通称ロケット公園の中のポイントです。崖の落差およそ20m。斜面環濠もあり強固な守りぶりから、周囲のムラとの争いが絶えなかったことが想像できるということでした。このポイントにはクイズコーナーがあり全問正解で折り紙のプレゼントが頂けました。

そしてすぐ隣、鴨神社の本殿後ろ側の大型建物・方形区画。ムラの中心部にあたり立派な掘立柱建物であることから当時の実力者の住まいであったのかもということです。

次は延喜式の由緒ある鴨神社の境内へ。当日は新嘗祭が行われており雰囲気のある音楽が流れていました。

昭和の香り漂う旧街道を歩いて宮川石器館へ。個人宅であり普段は非公開ですが(要予約で見学可)この日は特別に拝観できました。

いよいよクライマックスの旧加茂幼稚園、弥生体験広場です。きりもみ式の火起こし体験や弓矢体験、今年初めて実施の発掘体験など趣向を凝らした体験コーナーがあり、子どもたちが沢山楽しんでいました。

ゴール横には感想を貼り付けるコーナーがあり「加茂に住んでいたけど知らないことばかりだった」「ガイドの方にとても親切にいろんなことを教えてもらえた」「全部まわって疲れたけど楽しかった」「新しく越してきたので地域のことが知れて良かった」などの感想がたくさん貼られていました。