3/10(日)まだ風が冷たい週末の午後、要支援者避難訓練を行いました。
今回は自主防災会・防災委員・自治会長、要支援者(役)の方で訓練を行いました。
この訓練は災害時などに自力では避難所に行けない方を避難所までお連れするというものです。
校区の地理的な特徴として、第一の避難場所である加茂小学校は校区の端にあり、台地の上で坂を上って行かなければいけないということがあげられます。
今回は初めての訓練でしたので、難易度を下げて坂を上がらないで済む最寄りの避難所へ避難するという方法をとりました。
校区を2つに分け、加茂1~6丁目・南花屋敷2・3丁目のメンバーは加茂第二会館へ集合、南花屋敷1・4丁目メンバーは南花屋敷中央会館へ集合しました。
近くに住む要支援者の方を迎えに行き車いすを押して会館まで避難します。
実際車いすを押してみると段差はもちろんゆるい傾斜が気になったり、少しざらついた道は車いすが進みにくかったり…
車いすを押して歩いてみて初めてわかることが色々ありました。
特に南花屋敷中央会館チームは、自分たちの中から要支援者役を決めて行うという設定だったため、車いすが準備されておらず車いすを探すことから始めました。
近くの安心コミュニティに備え付けの車いすがあるのでそれを借りようということになりましたが、鍵がかかっているため、まずは鍵を持っている人探し…
管理している人に電話をしたり鍵を借りに行ったり…あらかじめ準備されたことではなく、その場にいるメンバーで考えて動くということも訓練になりました。
大地震が起きたときはこの道は通れるだろうか?
道路の亀裂や塀の倒壊などがあって車いすでは難しいかも?
などメンバーでその時のことを想像し話し合いながら訓練を進めました。
普段から訓練を重ね、いざという時に備えていかなければ、との思いを新たにしました。