2/25(火)に加茂ふれあい会館にて物語と絵本の会がありました。
今年も田中千代野先生をお招きし、前半は加茂小学校一年生、後半は大人向けにお話しをして下さいました。


前半の部では一年生らしく可愛い反応をする子どもたち。
最初は少し落ち着かない様子でしたが、先生の表情豊かな手遊びで物語に引き込まれていきます。
特に子どもは言葉だけを聞いて自分の中で物語を組み立て、集中を持続させるのは難しい。
話し方や手遊びで引き付けるのだと先生はおっしゃってました。
このお話し会の体験はとても貴重なんです、と。
最後の大型紙芝居は前のめりで聴いているお子さんが多かったです。
お話の間に灯していたろうそくの火を消す際には、自分が消したいとたくさんの手が挙がりました。
みんなの願い事とともに消えるという素敵な演出に、子どもたちが帰った後も余韻が残っていました。







******
後半の大人の部は、お手玉や蛇の人形を使って楽しくスタート。
先生の魅力にすぐに心を奪われました。
ストーリーを聞き逃さないよう耳を傾け、うなずき、時にはクスっと笑い、みなさん自然と笑顔に。
それぞれ頭の中にはどんな光景が広がっていたのでしょうか。
また原爆を経験した小・中学生の詩を感情をこめて朗読され、涙なしには聴くことができませんでした。
少し重たくなった心をユニークな絵本で軽くし、最後は音楽とともに大型紙芝居をゆっくりと語って下さいました。







寒い日が続いていることもあってか参加者がすこし少なかったのはとても残念でしたが、皆さん非現実の世界へ浸っておられたようでした。
物語の合間のお話も先生の温かいお人柄が感じられ、大切な家族を思い浮かべたり、心温まるほっこりした時間を過ごすことができました。
田中先生、素敵な会をありがとうございました。