11/29(土)、この季節の恒例となった加茂遺跡に関わる史跡を巡るスタンプラリーが行われました。
川西市生涯学習課、加茂小コミュニティの遺跡クラブ、川西市文化財ボランティアガイドの会の共催で行われているものです。
空がくっきりと青い暖かな日で、歩くと少し暑いほどの晴天でした。

文化財資料館で受付を済ませるとスタートです。
各チェックポイントでスタンプを押して、その場所の歴史的な成り立ちを伺うことができます。

住宅街を抜ける順路を辿っていくと、幾重もある環濠に囲まれた入口や大型方形周溝墓などの遺構が見られます。
伊丹台地の北端に当たる崖斜面から五月山方面を眺めると二千年前の人が眺めていたであろう景色に思いを馳せることもできます。

 

チェックポイントでは古代の扮装をして弓矢を打ってみるコーナーがあったり、勾玉釣りやどんぐりのこま回しなど小さいお子さんを飽きさせない工夫がされており大人も楽しんで参加されていました。

 

また、重ね押しのスタンプがありチェックポイントごとに色を塗り重ねてひとつの絵を完成させるというものでした。

 

ゴールの旧加茂幼稚園では先着で選べる記念品をいただけました。

火起こし体験では煙を立てると弥生人認定をもらえたり、砂場で土器の発掘体験(こちらは子どもさんだけのお楽しみでした)、弓矢体験といったおなじみのコーナーのほかに、ネッツトヨタ神戸さんのご協力の下「ミライの火起こし」と銘打ったイベントも行われました。

これは水素自動車MIRAIから電気をキッチンカーやスープスタンドに供給するというものです。
暖かい日ではありましたが歩き回った疲れがこちらで提供される食べ物や飲み物で体がほぐれるのを感じました。

そしてネッツトヨタさんからはモビリティーカー(電動車いす)の試乗体験や更にTAMIYAさんとの協力でミニ四駆の体験や車体販売も行われました。

 

 

今年は加茂小学校の行事が重なったために出足は鈍いのではとの事前の予想はうれしい誤算となり、市内市外を問わず午前中から多くの親子連れも参加されておりました。
今までで一番の参加人数だった模様です(文化財資料館での受付で伺うと午後2時前の時点で230名ほどでした)
校区内に住む私たちが地元のことをもっと深く知ることができるというのも大きな意義がありますが、こうして校区外の方々に加茂のことを知ってもらうというのもとてもうれしいことだなと思えた一日でした。