防災講演会

7/16(土)加茂ふれあい会館集会室で出前講座「災害に備える」が行われました。

講師は川西市危機管理課の地域防災アドバイザーの猪股氏。前半は大地震への備えについて、後半は水害への備えについて。地域の地質的な特性や地理の説明を織り交ぜながらわかりやすくお話しいただきました。

日本は地震大国でありありとあらゆる場所に断層が走っていること、南花屋敷にもあること。最明寺川と寺畑前川は並行して流れており、最明寺川は天井川であること。南花屋敷1・4丁目は砂がたまった地質なので揺れると液状化が起きやすいこと。阪神淡路大震災では南花屋敷・加茂でも大きな被害があったことなど。また、阪神淡路大震災当時、自衛官として長田の町に支援に入ったときの経験もお聞きしました。自治会が機能している地域では支援活動がスムーズであったことが印象的だったとのことです。

水害について。南花屋敷1・4丁目に古くからお住まいの方はご存じのことと思いますが、従来大きな雨が降るとすぐに浸かる心配がありました(最近では平成9年床上・床下浸水の被害が約260戸発生)。豪雨時の浸水被害対応策として、現在は東洋食品短期大学グラウンド地下に巨大貯水槽がl埋設されており平成9年の被害以降は大きな浸水被害は起きていません。ただ近年よく耳にする線状降水帯など、雨の降り方が異常になっているので備えることが大切です。また、加茂小校区は台地状の地形で急傾斜地や土砂災害警戒区域があるため、土砂災害に対する警戒も必要です。

川西市が発行しているハザードマップコミュニティ発行の防災マップを確認して、自分の住んでるところがどんなところなのか、どんな備えが必要なのか、どのタイミングで避難するのか、どの経路を通ればいいかを自分事として考えてください。大きな災害では市役所も被害を受けていたり職員も被災していることがほとんどです。自助・共助・公助のうち自助と共助がもっとも効果を発揮します。いざというときに地域のつながりが大切です。