4/24(土)Web会議システムZoomを使ったオンライン併用の防災講演会が行われました。
今回の講演会は、コロナ禍というご時世の中、川西市が進めるWebセミナーの試験的な実施に協力したものです。加茂コミとしても初めてのオンラインの講座であり、試行錯誤しながらの実施になりました。講師は川西市役所危機管理課防災アドバイザーの猪股氏。会場は加茂ふれあい会館、講師は川西市役所、オンラインでの参加の方は自宅などそれぞれの場所からの参加という形でした。
講座の内容は「災害に備える」。
まずは地震について。
阪神淡路大震災~東日本大震災~熊本地震のスライドを見て、どのように地震被害が変わってきたか。また地震に備えるための家具固定や備蓄物資などについて伺いました。
次に風水害について。
加茂コミは地震とともに風水害リスクの両方のリスクがあること。地理的な特徴として台地で高くなっているところと低い場所があること、急傾斜地や土砂災害警戒区域があること、最明寺川と寺畑前川という2本の川がカーブして猪名川に流れていることなどを伺いました。また、水害はある程度予測ができるため早めの避難行動がとれることも教わりました。
そして最後に地域や自治会の重要性について。
猪股氏が自衛隊の災害派遣で実際に現地に入られたときに「自治会がある地域は強い」と痛感されたそうです。自治会がしっかり機能している地域では安否確認がスムーズで、助けるべき人がどこにどれくらいいるのかを把握するのにとても役立つそうです。
時々画像や音声がフリーズしてしまうことはありましたが、初めての実施であったことからすれば大きなトラブルもなく終了することができ、今後のオンライン化へむけて第一歩を踏み出せたかと思います。
オンラインを進めるにあたっては、ネット環境の整備や、機材(カメラ付きノートパソコンなど)が必要であること、操作方法の習熟など解決すべき課題がいろいろとあります。ですがそれをクリアできれば、感染の心配もなく、移動時間もゼロで、どこからでも参加しやすくなる、といったメリットも多くあります。 今回は試験的な実施であったため、防災委員と総務役員のみの参加でしたが、オンラインであれば多数の方に気軽に参加していただくことも可能です。今後、活動方法の一つとして取り入れていくため、知識・技能のある方、ぜひお手伝いをよろしくお願いいたします。