10/18(日)10時~加茂ふれあい会館集会室にて、 川西市役所危機管理課、地域福祉課、かわにし防災士会、加茂小学校の協力のもと、自治会長・総務役員を対象とした『避難所開設訓練』が行われました。

今回は今朝の9時に紀伊半島沖でM9.2の大地震が発生したという想定です。
・川西市内全域に非常に強い揺れ(震度6弱)が30~40秒。
・電気・ガス・水道はつかえない。
・固定電話は通じないが携帯電話はたまにつながる。
・メールは不安定で時間を要する。
・インターネットは使用可能。

あなたは自治会長および総務役員、学校管理者です。
普段日曜の朝9時はどうしていますか?
強い揺れがあった時まずどうしますか?
揺れが収まった時あなたはどうしますか?
というQ&Aからスタートしました。

「安全確保」
「家族は無事か?」
「状況確認」
「連絡網回せる??」
  ↓↓↓
「いざ学校へ」
「何を持っていく?」
「電柱が倒れている」
「つぶれかけてる家がある」
「助けを求めている人がいる」
「学校にたどり着ける??」
・・・・・・

避難所である学校に辿りつくまでの行動を一つ一つ丁寧に洗い出しながらなんとか学校に来ることができました。
因みにこれほどの強い揺れに直撃されると人間は4分間ぐらい動くことができないと言われているそうです。

ここからは避難所を開設するためにまず何を行うか、役割別に班に分かれてグループ討議を行いました。
・本部班:自治会長からの報告、救助要請、市との連絡調整
・総務班:避難者誘導、受付(一般・要支援者・感染疑いを分ける)
・機材班:避難室を設営
・救護班:けが人・コロナ対応、関係機関との連絡

グループ討議の後、各グループからの発表を行いました。

各グループとも活発に議論がなされましたが、わからないことも多く戸惑いや不安、多くの問題点があることがわかりました。
訓練の目的の一つ、実際その状況に身を置くことを想定して、その時何ができるかできないかを自分事として考えることはできたように思います。
今回明らかになった問題点をどうクリアしていくのか、今後一つ一つ検討を重ねていきます。

訓練は一度で終われるものではなく、常に更新して深めていかねばなりません。
自治会長や総務役員が早期に避難所開設を行うためには、一人の人が役割を重複せずに役割分担ができていることがとても大切です。
緊急時は普段からのご近所付き合いが力を発揮します。
いつくるかわからない、その時のために。
今できる事を一つずつ、みんなで、一人一人が始めましょう。