11/15(日)秋晴れの気持ち良いお天気の中、久しぶりのコミュニティ行事「加茂地域の歴史をたずねてウォーキング」が開催されました!
開催を主導された環境部さんからのレポートです。

加茂の歴史ウォーク、ぽかぽか陽気の中67名が参加。 古地図やたくさんの資料を手に、どんなところに行けるのかとわくわくしながら 5班に分かれてスタート。

加茂ふれあい会館周辺はかつて日本陸軍の軍用地だったとのこと。
歩道橋を渡ってから加茂墓地へ。
加茂にゆかりがあったのか、力士五代目常盤山忠兵衛の墓の説明を聞く。
(嘉永7(1854)年 甲寅12月)

谷ノ上(現在の加茂4丁目付近)の里道から林の中の段丘をのぞき、樹齢100年を超す柿の木を見て歴史を感じる。
この辺りから東南方向に戦国時代の武将荒木村重が築いた砦があったと推測される。
往時を偲び、いにしえに思いを馳せる。

有志の快諾を得て、敷地内に入らせてもらい、海抜40mから見渡す加茂の景色は素晴らしかった。

南坂を下り、普段歩かない畑の中のあぜ道を歩く。
大根や白菜、かぶらを見て「うまそうやなぁ」。
旧名のいわれを聞き「なるほど…」と納得。
中ノ島は周りより一段高くなっており昔は島であったと推察されるのが実際歩くとわかる。

加茂第二会館で休憩し、加茂1丁目(姫ヶ辻あたり)から池田道を通り北坂を上る。
坂を上りきったところの大けやきでひと呼吸。

元加茂幼稚園前の横断歩道を渡りゴールの鴨神社へ。
昔の人の水確保の苦労を感じつつ夫婦樋・七つ石の説明を聞き、最後に元禄時代に建立された大鳥居の前で記念撮影。
家族連れや友達同士、ご近所の方の一緒にまわった約1時間半の散策はいかがだっただろうか?
先達が遺してくれた功績に敬意を払い次の世代に残していきたいものだ。

この行事の計画を後押ししてくださったコミュニティの尾野上会長、古地図と現在の地図を重ねてコースの案内図を作成してくれた広報委員長三善さん、コースの案内を担当してくれた専門部・委員会の役員さんありがとうございました(環境部 大田正)

参加者の方からのたくさんの感想をいただきました!

  • 長年加茂に住んでいますが、知らないことがいっぱいあって勉強になりました!身近なことに目を向ける良いきっかけをありがとう。
  • とーーーっても楽しかったです。結婚してから37年、ずっと加茂で生活してきたのにほとんど知らないことばかりだったので興味深かったです。電柱に書いてある古い地名の由来も「ここからきているのか」と初めて知りました。加茂墓地の中にも入らせてもらい、加茂の地で生きてこられた人々の営みのようなものを感じました。頂いた資料を読み返して、歩いた風景を思い出しています。いつもの通り慣れた道でも今までとは少し違った感じで通るんだろうと思っています。
  • 地元なのに知らなかった加茂の歴史をたくさん知ることができました。普段歩くことのない古い町並み、畑のあぜ道も新鮮でした。
  • (お子さんからの感想)ふだん通らない道を通って楽しかった。

コロナ環境下にある今、集まる、出会うということが難しくなっています。
行事は一日で終わりますが、今回いつもよりもずっとたくさんの準備を経て当日を迎えました。
たくさんのご準備と、大変貴重な資料を作っていただいた大田さんに深く感謝いたします。

参加されたみなさん、準備、片付けに関わってくださったみなさん、楽しい一日をともに過ごせてうれしく感じています。
ありがとうございました。